不器用なふたりの関係性に共感！
立希と楽奈が見せた“違い”と“つながり”
今回の話は、バンド活動を本気でやろうとするメンバーたちの葛藤と成長が描かれててさ、特に立希と楽奈の関係がめっちゃ面白かった！
楽奈って、ほんと自由人で気まぐれ。練習に来るときもあれば来ないときもあって、いわゆる“野良猫タイプ”。人に縛られるのが嫌で、自分のペースでしか動かない。だから、周りがどれだけ頑張っても振り回されることが多くてさ…
でもね、立希は真逆のタイプ。めちゃくちゃ真面目で、バンド活動も「ちゃんとやらなきゃ！」って本気で取り組んでる子。彼女の中には「理想のバンド像」っていうのがあって、それを実現したくて頑張ってるんだけど、その理想が強すぎるせいで、まわりが見えなくなるときがあるんだよね😵💫
この理想の強さって、実は彼女の家族との関係、特に姉との関係からきてるの。姉の真希は何でもそつなくこなすタイプで、そんな姉と比べられるうちに、立希は「自分もちゃんとしなきゃ」って常に気を張るようになったんだよね。こういうの、兄弟姉妹がいる人なら、ちょっとは共感できるんじゃないかな。誰かと比べられて、勝手にプレッシャー感じちゃうやつ。
そんな立希が、楽奈にどう向き合うかが今回の見どころだったんだけど、ただ怒るでもなく諦めるでもなく、なんと“取引”を持ちかけるの。「ライブで良い空気を吸わせてあげるから、その代わり練習にちゃんと来てよ」って。最初は「え？そんなことで動くの？」って思ったけど、楽奈も案外その条件に乗ってくるんだよね。
バンド活動は人間関係そのもの？
理想と現実のはざまで成長する姿に注目！
ここで大事なのが、立希が楽奈のことを「自分と違う」と突き放すんじゃなくて、「自分と似たところがある」と気づいたこと。
例えば、楽奈はSPACEっていう自分の居場所を失って不安定になってた。一方で立希も、家では姉との比較に苦しんでいて、精神的に居場所がない状態だった。そんなふたりが、燈という存在を通してバンドに新しい“居場所”を見つけていく。その共通点に気づいたからこそ、立希は自分の理想だけを押しつけず、歩み寄ることができたんだと思う。
「相手を変えるのは無理、自分を変えるのも大変。でも、その違いを前提に会話して、ちょっとずつ落としどころを探すしかない」っていうのが今回のテーマでもあるんだけど、これって本当に深いよね。バンドってさ、音楽をやるだけじゃなくて、人間関係の集まりじゃん？だから、メンバーとの価値観の違いをどう乗り越えていくかが超重要なんだよね。
しかもさ、立希は自分のスタンスを少し変えて、楽奈に合わせようとしたわけだけど、それってめちゃくちゃ大人な対応だと思わない？相手を理解しようとする努力って、簡単そうに見えて実はすごく難しい。感情が先走って、つい相手を責めたり、自分の正しさを押しつけたりしちゃうことってあるもんね。だからこそ、立希のその一歩って本当に大きかったと思う。
「バンドする＝一緒に生きる」
で、最終的に楽奈は練習に来るようになるんだけど、ぶっちゃけこのまま“飼い猫”になってくれるかどうかは微妙（笑）。
たぶん、燈が面白くなくなったとか、バンドが退屈になったとか、何かの拍子でまたフラッとどこか行っちゃうんじゃないかなって思う。でも、それでもいいのかもしれない。そういう不安定さも含めて、その子の魅力だし、バンドってそういう人たちの集合体でもあるから。
今回のエピソードを観て、私は改めて思った。「人と一緒に何かを作るって、めっちゃ難しいけど、それ以上に楽しいんだな」って。バンドに限らず、友だちとの関係、仕事仲間、家族、どんな人間関係も結局は“違いをどう乗り越えるか”が鍵なんだよね。そして、その鍵はいつも“会話”とか“思いやり”みたいな、小さくて地味だけど大事なところにあるんだと思う。
コメント